繊維芽細胞とは?美容に関わる働きと促進のさせ方
2017/11/242016/09/30
ヒトの肌は大きく分けて3層の構造になっており、「表皮」「真皮」「皮下組織」となっています。線維芽細胞はこの3つの層のうち「真皮」に存在しており、肌の美しさの元となるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作り出す細胞です。加齢や紫外線によって働きが鈍るとコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生産力が落ちることによって顔のたるみやシミ、潤いの低下の原因となります。
真皮での線維芽細胞の働き
真皮は言わば肌の本体とも言える重要な層になっています。コラーゲンが細胞同士を繋ぎ支えて肌の土台を作り上げ、エラスチンの持つ弾力性がコラーゲンのサポートをしています。さらにヒアルロン酸が自身に水分を抱え込み肌の内部で保水をすることで瑞々しさを保っています。いずれも美肌と呼ばれるには欠かせない成分だということです。そしてこれらを体内で生産しているのが線維芽細胞なのです。線維芽細胞が生み出す成分
真皮の線維芽細胞はコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを生産しています。この3種は化粧品や美肌サプリなど美容に関する製品に含まれていることが多いですが、裏を返せばこれらの成分が肌における重要性が高いことを意味しています。それらを体内で生産している線維芽細胞ですが、加齢や紫外線によって働きが鈍ってしまうと生産力が弱まり肌の新陳代謝がスムーズに行われなくなります。線維芽細胞を促進させるには?
加齢や紫外線によるダメージによって線維芽細胞の働きは鈍ってしまい、肌のハリやツヤが失われる原因となってしまいます。かといって日常生活で紫外線を浴びないのは難しい話ですよね。そこで登場するのがFGF(線維芽細胞増殖因子)です。FGFは別名ヒトオリゴペプチド-13とも呼ばれ、真皮にある線維芽細胞を活性化させる働きがあります。線維芽細胞が活性化することによってコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生産が向上し、肌の新陳代謝が促進されるのでお肌の弾力や潤いを改善することに繋がります。また、FGFには23種類ありスキンケアに使われているのはFGF-1です。そしてFGF-7にはヘアケアに利用され、頭皮や毛髪の良好な状態を保ち、毛根を刺激することで発毛を促す働きがあります。このFGF-7を利用し頭皮を引き締めることで顔全体を持ち上げシャープなフェイスラインを作るといった方法で美容に利用されることもあります。

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